先日、HANAEMI座談会に参加させて頂きました。
オンラインで、定期的に開催されている学びの場。
今回は、「働く世代のがんと、望むキャリアの両立」をテーマに、
企業の人事担当者やキャリアコンサルタントの方々で、企業でガンに罹患された方のサポートに取り組まれ学ばれる場に参加させて頂きました。
働く世代のがんと、望むキャリアの両立
↓誰かもが、体調を崩すことがある。
その中でも、ガンに罹患すると治療が長期になることが多く、休職せずに「治療と仕事の両立」をすることになれば、どうサポートすれば良いのか?
その中で、社内の制度や「両立支援のガイドライン」はあるけれど。
「周囲が配慮する上で気をつけたいことについて」が議題にありました。
特に、印象に残ったのは、テーマにも挙げた「言われてイヤだった言葉」
私自身、ガンの告知を受けてから、周りの方にどう伝えるべきか?は難しい問題でした。
ガンのことは、なるべく隠して周りには一切知られたくない方も多いです。
私は、フリーランスで仕事をしているし、教室をやっている以上、休止する理由を説明しないといけないので、リアルにお会いしている方には、病名を隠さずに話していました。
ただ、SNSは面識のない多数の方の目に触れるため「体調不良での療養」とし、術後、治療のメドがつくまでは、公開せずに過ごしました。
ガンに罹患して初めて、私も知りましたが、罹った部位や治療も人によって個別性が高い。一括りではないです。
ガンのステージと生存率の表などを見て命の期限を感じることも多くなり、恐怖心が高まってきます。
ですので、普段なら聞き流せることも、デリケートな気持ちに辛いな〜と突き刺さり、イヤだなぁ…とのこともしばしばありました。
そのひとつに、
「他のガンと比較して、あなたは良かったよね」???
って言葉。
私は胃がんが見つかりましたが…
こうやって書き出すと、相手は悪気なくおっしゃってたんですよね。私自身がナイーブになってたのだと、つくづく思います。
又、SNS投稿で病名書いてないのに、
さほど親しくない方から個人メッセージで、あれこれ根掘り葉掘り聞いてくる(←その後、ブロックしました)
こんなに笑顔なのに、療養しているの?(←病気の最中に笑ったらアカンの?)
これは、相当イヤでした💦
又、療養中に、身内にガンが進行して人がいて、細かい病状が届くのを読むのがツライ。
私自身の検査が良好でも伝えるのが言いにくい。
私自身は、カラダを動かして回復に向かいたい時、彼女の病状を今は聞きたくない…でも、我慢して返信するのがツライ…ということがありました。
ただ、
「○○と比較して、あなたはマシだよ〜」って励まし方は、私は苦手!
日本人らしい?手法なのかなぁ〜江戸時代の「士農工商」か?
あなたより、ツライ人がいるから、シンドイだろうけど、まだマシでしょ?って言われてる気がする。
そのまま「今、どう?話したいことあれば聞くよ」
いてくれれば、私は、それで充分でした。(ワガママですが…)
言葉は、人を元気にもするけど、時に武器になる。相手の気持ちに寄り添う…大切だよね。
思い出させてくれた学びの場でした。
今までのお話しは、コチラに書いてます↓
気がつけば、1月ももう終わり〜
新年は人と集う場が増え、お久しぶりの方や初めて会う方との、交流の機会が増えました。
お話しの中で、自分の病気のお話をする機会もあり。
又、先日は部位は違えど、ガン告知を受けられた森永卓郎さんが逝去されたニュースがあったり。
「まどか26歳、研修医やってます!」ep.3で私と同じガンで亡くなるドラマを見た…と、連絡いただいたり💦
改めて、命があり経過観察中とはいえ、一緒に語り笑ったり、美味しい物を食べられるようになった喜びを感じています。
私がなった進行の早いガンは、生存率も低くて…と言う所で、普通にご飯を食べ日常生活を送っていることにビックリされることも…‼︎
治療中の私の心持は?
私自身は、病名が分かった時に、あまり深刻になり過ぎず。
何でガンになったの?って泣き崩れても病気はかわらない。
医師の指示に従って、なるだけ一喜一憂しないで日常を送る。
朝起きて、食事を摂り、着替えてお化粧、髪を整える
宝塚の番組を見て、SNS発信をして…
次に行く観劇を楽しみにして…できる範囲の運動指導と歩くように心がける
「ただ、目の前のできることに取り組む」
どうもできない心配をしない…
そんな毎日でした。
病気をご存知の周りの方々の方が心配して下さっていたかも?
命の期限は分かりませんが、与えられた命。なるだけ、1日ずつを大切に過ごそうと心がけています。
ガンに罹患して感じたことを書いています。↓
術後1年の抗がん剤治療を終え、思っていることは?
そんな私に少しはお役に立てること。少しずつカタチにして行きます!
同じく術後の方も、まだ、自分は経験ないけど興味あるって方も。
ぜひ、会いに来て一緒に語り合いたいので、お気軽にお越しくださいね♡
【第2回を大阪・豊中市hmcカフェさまにて開催します】
昨年12月に初めて開催した時は、目に留めて来て下さる方はおられるかな?とドキドキでした。
私自身が、現在、術後1年半となり経過観察の検査を受けながら、仕事との両立の道を探り、日々を過ごしています。
【参加者の声】
*術後の方が体調管理が難しい。
治療のため、入退院で、仕事との両立で帰るとグッタリ…以前と違う体調。
*脚の浮腫を改善する体操体験の感想
病院では指示がなく、マッサージ整体に頼るばかりで費用がかさんでいた。
デスクワークの合間にやります!との言葉を頂けました。
詳しいレポは、コチラをご覧ください↓
今回も、当リボーンバレエ指導員で看護師の米田智子さんに同席頂き、日常の質問に答えて頂けます。
この会には、術後のご本人はもちろん、ご家族のフォローでお疲れの方に、リフレッシュの場となれば嬉しいです!
どうぞ、お気軽にお越しくださいね〜
開催日時:2025年2月6日(木) 10:30〜11:45
会場:大阪府豊中市庄内hmcカフェさま
*カフェでのおしゃべりと軽い運動をします。動きやすい服装で気軽にお越し下さい♪
お申し込みはコチラから
↓
2/6術後回復期の運動・申込み
当日、ご参加できない💦って方は、オンラインで開催もします!
#術後
#豊中市
#術後の健康
#リボーンバレエ
今までのお話し↓
検査入院の後、主治医から
治療プランを2つ提案され、
私自身がどちらを選んでも良いと言われました。
①検査から1ヶ月経過すれば本手術もできる
が、
②術前化学療法を点滴と飲み薬で2クール行い、患部を弱らせてから手術をする。
どちらを選択しても、術後、再発予防に、術後1年間の抗がん剤を行う。とのことだった。
手術を先にする?術前の治療をする?を迷う
私は、直ぐに本手術を選択すると、更に腹部傷口の痛みが続き、カラダを動かさない生活が継続される。
病気が見つかって以来、更に仕事を休む時間の継続が不安過ぎて。
結果、「術前化学療法を挟んでから手術」を選択しました。
消化器の手術では、本手術後の食事が思うように取れず栄養吸収の低下が起き、術後1年の治療を継続できず中断のケースが起きがち。
その為に、術前化学療法で再発予防に備えるのは有意義と説明がありました。
2023.5月から、2クールの術前治療がスタート。
点滴での化学療法は、体感したことのない副作用も出ました。
指先の冷感で冷たい物が触れず、料理ができなかったり。
カラダがしんどくて横になっている時間も多くなりました。食事が思うように摂れずでした。
が、化学療法を2クール終え、2024.8月に本手術
結果、私の場合、術前化学療法の効果があり。
本手術で患部を切除し、ステージが1段階下がってました。
仕事を継続できた効果は?
この術前治療中も、化学療法のスケジュールと体調を見ながら
「椅子ヨガ、リボーンバレエ」の仕事は、ペースダウンをしながらも継続。
オンラインをメインで継続できたことは、私自身のココロとカラダの安定となり、
治療中に家にこもり孤独になりがちな時期も、レッスンで参加者と語り交流できることが、支えになりました。
一緒に運動することは、ただ、カラダを動かすだけで無い。
誰かと時間を共有できることは「生きている」を体感できる。
オンラインで繋がれる手段にありがたみを感じたし、病気で治療中の方への良いツールだな…
と、自分の病気で気づかせてくれました。
家から出られない状態の時、産後、介護の方も社会からの孤立感を感じると思いますが、
オンラインを通じてでも、誰かと繋がり会話すること。
不安で落ち込みがちな病気療養中にも、語ったり一緒に軽く動くことは有効と実感しました。
検査入院の後の状況
病名の診断から1ヶ月後に、患部から腹膜への転移が無いか?検査の為に入院が決まりました。
検査とはいえ、全身麻酔で内視鏡を使い、腹膜数カ所に穴をあけて調べる…とのこと。
出産以来、27年ぶりの入院と大がかりな検査に戸惑いながら、医師に任せるしかないもの。
検査の結果、腹膜への転移は見つからず。ホッとすると共に、病変部の手術が決まりました。
この時点で、転移が見つかればお腹にメスを入れるための本手術はせずに、抗がん剤での治療がメインとなるギリギリの所を見極める検査でした。
この検査は、医師側から見れば大きなもので無い、数日で退院できるよ〜とのお話しでしたが。
検査とはいえ、お腹への数カ所の穴。
麻酔が切れると痛くて、お腹に力を入れられない、起き上がれない、笑えない…初めての体験にびっくりでした。
傷口の激しい痛みは、入院中はもちろん、退院後2週間ほど痛みは続きました。
服装の変化
また、日頃、スカートよりもパンツスタイルで過ごしていた私ですが、
カラダを動かす?いったい何から始めれば?
当然、この状態では、カラダを捻る、うつ伏せになるはできず。
カラダを動かす?いったい何から始めれば?
正に、自分で考案した「椅子ヨガ・リボーンバレエ」があって良かった〜
通常のマットでのヨガ、バレエストレッチの復帰までは数ヶ月できませんでした。
医師からは
「本手術に向けて、体力をつけて下さい、しっかり動いてね」との言葉をいただいたものの…
運動指導をメインとしている私でも、痛みなどで運動どころでは無い…と思う。
ましてや、それまで運動習慣のない方、ご高齢の方などは、このような予備の検査でも憔悴してしまい、
カラダを動かすより、家でゆっくり…との行動になりがちなのでは?と感じました。
そして、「椅子ヨガ、リボーンバレエ 」の価値は、椅子があれば、どこでも体調を見ながら運動できるメリット。
自分が開発したメソッドが、
「術後の健康の1歩に最適」改めて実感できた出来事でした。
そして、術後1年が経過。
「もし、1年経って経過が良ければ、この経験がお役に立てる活動をしたい」
その願いから、講座をスタートしました。
術後、どんな運動や過ごし方をしていたのか? は、次回に続きます。
(前回のお話し↓)
そもそも、自分の病気のことを書くべきか?
開始は、いつなら良いのか?迷いました。
病気の発症原因は分からない…
私の場合は、ピロリ菌があって、それが発症の一因かも知れないけど、とにかく、ガンの発症に「ストレス大敵」と言われています。
事務仕事がニガテな私は、このブログ記事を書くこともストレスとなりうる
又、病気を振り返ると、少し胸と胃がチクッとするプチ繊細な私。
完全に回復…となると、寛解は5年生存と言われている。
病名から生存率を眺めると、私、生きているんやろか?
色々な感情がグルグル…振り返って書くことはまだ、早いのか?
でも、身内で同じ病の方を見送ることも続き、
やはり、今の段階で、私の経験を記録として役立てたいとの気持ちに至りました。
術後の運動は…
を次回のブログ記事に書いて参ります。
これから仕事として、やっていくこと
長年、病気や怪我の予防、改善に役立つ運動を目指して来た私。
でも手術を終え、何から始めたら良いのか?
医学的なサポートメニューが分からず
迷子になってしまいました。
そんな悩みを共有できる場はないか?
そのとまどいから気がついた「術後の健康」
おしゃべりしたり、椅子ヨガでの軽い運動の場を始めて参ります。
開催レポもぜひご覧下さいね↓
![]() | リボーンバレエ&ウェルネス協会 080-5348-6069 10:00〜21:00(土日休) 大阪市城東区中央3-1-4 エクレーヌ橋本202 スクール案内はこちら |