起業の原点!すべては1枚のチラシから始まった
(前編)
起業ヒストリー
今回は、
私の「起業の原点」を振り返ってみました
新卒で就職した大企業を、バブル期の忙しさで、メンタル不良となり(そんな病名も知らなかった)転職。
フリーで働いていた5年目に
スポーツクラブで運動指導の仕事をしていた私は、妊娠・出産をきっかけに仕事を辞めました。
今とは違って、当時は託児所そのものが少なく、子どもを預けて働くことが、今以上に難しい時代。
「子どもがいるけれど、何か仕事をしたい」
「だったら、子どもを連れて行ける場所を自分で作ればいいんじゃない?」
そんな発想から、託児付きのエアロビクス教室や、親子で楽しめる教室を始めることになりました。
でも、教室を始めても、誰も知らなければ人は来てくれません。
今のようにSNSもなく、メールもまだ一般的ではない時代。
集客の方法なんて、もちろん分かりません。
そこで、手書きで原稿を作り、夫の仕事用パソコンを借りてチラシを作り、近所の印刷屋さんで1000枚ほど印刷。
子どもを抱えながら、そのチラシを持って公園へ。
「今度、託児付きのエアロビクス教室を始めるんです。一緒に動きませんか?」
保健所の乳幼児健診に来ているお母さん、幼稚園のお迎えに来ているお母さん、近所のスーパーに停まっている子ども乗せ自転車……。
「子育て中のお母さんは、どこにいるんだろう?」
そんなことを考えながら、とにかく思いつくことをやっていました。
振り返ると、なんともアナログなスタートです(笑)
でも、今SNSの情報が複雑になり、「こうした方がいい」「これもやった方がいい」と言われるほど、時々「もう、しんどー!」となる私にとって、この頃のことを思い出すのは大切なことかもしれません。
チラシは今でも人に手渡せば、ちゃんと想いが伝わる。
そして、直接人に会って声をかける。
結局、私が今も大切にしていることは、あの頃からあまり変わっていないのです。

(今も、イベントチラシを作ってます)
そして、さらに面白いことがありました。
最初の教室で出会った「ママ友」と、数年ぶりに再会する機会があったのです。
きっかけは、なんと新幹線。
娘が出張で乗った新幹線の隣の席に、そのママ友が座っていたというのです。
「似ている人がいるな」と思ったものの、確信がなく、朝早い出張で眠かったこともあり、声をかけなかったそう。
それを聞いた私は、数年ぶりにLINEをしてみました。
そこから再会することになり、昔話をしているうちに、当時のことが次々と思い出されました。
最初に公園でチラシを渡したこと。
そこから人がつながり、育児教室とエアロビクスを組み合わせた活動になったこと。
そして、4〜5人で始めた子育てサークルが、やがて大阪市城東区各地域全体で立ち上げる流れサークルへと広がっていったこと。
「みんなで子育てする」
そんな地域のつながりが、私自身の子育てを支えてくれました。
子どもを預けたり預かったり、ご飯を一緒に作ったり、公園で遊んだり。
一人で抱えると大変な子育ても、仲間がいることで、楽しい思い出に変わっていきました。
そして今、その頃の子どもたちは結婚し、親になっている子もいます。
思えば、人生って本当に不思議です。
あの時、何気なく作った「1枚のチラシ」
そこから生まれた出会いが、人とのつながりになり、地域活動になり、そして今の私の仕事へと続いている。
起業の原点は、特別なビジネスアイデアではありませんでした。
「自分も子どもも、楽しく過ごせる場所がほしい」
そんな、小さな願いだったのかもしれません。
後編では、そこから運動指導の仕事がどう広がっていったのか、そして今の「Reborn」へ、どうつながっていったのかを振り返ってみたいと思います。
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