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NHK「病院ラジオ」を見て、涙が止まらなかった理由

先日、何気なくテレビをつけた時に流れてきたNHKの「病院ラジオ」

祝日に放送されることが多く、サンドイッチマンさんたちが病院を訪れ、患者さんのエピソードとリクエスト曲を届ける番組です。

今回は、埼玉県のがんセンターを訪問された回

 

正直に言うと、最初は「ちょっと重たいかな」と思いながら見始めました。

でも、気づけば目頭が熱くなり、静かに涙が流れていました。

 

番組に登場される方は、

・病気が発見された時のこと

・家族や周囲の人との関わり

・医療従事者の方々への感謝

・今、どんな気持ちで日々を過ごしているのか

を、自分の言葉で語られます。

 

どの方も、決して特別な言葉を使っているわけではありません。

でも、その一つひとつに「大病を経験したからこそ生まれた覚悟」がにじんでいて、胸に響くのです。

 

番組に出演されるくらいですから、前向きな方が多いのだと思います。

それでも、その前向きさは「無理に明るく振る舞っている強さ」ではなく、

不安や恐怖、悔しさを抱えたうえでの“今ここにいる自分”を受け止めた強さ。

 

告知を受けた日のこと

その姿に、私は自分自身を重ねてしまいました。

頭が真っ白になり、これから先の生活が一瞬で変わってしまったあの感覚。

治療をがんばってきた時間、先が見えず不安で眠れなかった夜。

 

「わかる…」

「私も同じだった…」

 

画面の向こうにいるのに、不思議と“お仲間”のような気持ちになり、

勝手ながらエールをもらっているような感覚になりました。

 

そして、もう一つ心に残ったのが、医療従事者の方々の存在です。

番組の中で語られるエピソードには、

技術や知識だけではない、人としての優しさがたくさん詰まっていました。

 

医療従事者の罹患された方、が手術を受け、辛かった時に背中をさすってもらったことで、自分の役割「手当て」の力を再確認したエピソードや

自分も同じ病気から看護師となり、一緒にリハビリトレーニングで語ってくれたこと。

 

忙しい中でも名前を呼んで声をかけてくれたこと。

不安な表情に気づき、そっと寄り添ってくれたこと。

何気ない一言が、どれほど心を支えてくれたか。

 

50代になり、私たちは自分の体や健康と向き合う機会が確実に増えていきます。

だからこそ、この番組は「特別な誰かの話」ではなく、

「いつかの自分」「今の自分」に重なって見えるのだと思います。

 

病気を経験しても、人生が終わるわけではない。

形は変わっても、日々は続いていく。

その中で、誰かに支えられ、誰かに勇気をもらいながら、また一日を生きていく。

 

「病院ラジオ」は、

そんな当たり前で、でも忘れがちな大切なことを、静かに思い出させてくれる番組でした。

 

涙は、弱さではなく、心がちゃんと動いている証。

そう思えた時間でした。

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