スタンドFMを始めて10日が経ちました。
最初は、「とりあえずやってみよう」という気持ちで始めた音声配信でしたが、続けているうちに少しずつ見えてきたことがあります。
それは、
私は「がんサバイバーとしてがんばった話」を伝えたいわけではない。
「病気になっても人生は続いているよ」
「楽しみを持っていいんだよ」
「笑える日はちゃんと来るよ」
そんなことを伝えたいのだということです。
実は配信を始めてからの10日間を振り返ると、半分以上が舞台鑑賞レポでした(笑)
宝塚やミュージカル、バレエの話ばかり
療養の話やReborn Roomの話をしようと思っていたのに、
「この人、遊んでばかりいるのでは?」
と思われるかもしれません。
でも、私にとってはその舞台の話こそが、伝えたいことの一部なのです。

数年前、病気が見つかった時。
多くの方と同じように、私もたくさんの情報を集めました。
治療法は?
再発率は?
副作用は?
検索しては不安になり、また検索する
そんな毎日でした。
もちろん治療について知ることは大切です。
でも本当に苦しかったのは、
「これから私はどう生きたらいいんだろう」
という気持ちでした。
楽しんでいいのかな…
笑っていいのかな…
これから先の人生はどうなるんだろう…
そんな不安を抱えていたのです。
病気になると、どうしても病気が人生の中心になります。
けれど私は、病気だけの人になりたくありませんでした。
実際、手術前にはどうしても観たい舞台がありました。
主治医に相談しながら日程を調整し、観劇してから手術を受けました。
今思えば笑い話です。
でも当時の私にとっては、とても大切な選択でした。
なぜなら、
病気だから諦めるのではなく、
病気でも楽しみを持ち続けたかったから。
その舞台を観ている時間だけは、不安を忘れることができました。
そして、
「また次の舞台も観たいな」
そう思えたことが、生きる力になったのです。
私はよく、
「楽しみに目を向けて、病という嵐が過ぎ去るのを待つ」
という感覚で過ごしていました。
嵐の真っ只中にいる時は、
雨も風も強くて先が見えません。
でも空を見上げると、遠くに少しだけ光が見えることがあります。
次の舞台
友人との約束
行ってみたい場所
食べてみたいもの
その小さな楽しみが、嵐の中の灯りになってくれるのです。
だから私は、
「病気になったら前向きになりましょう」
と言いたいわけではありません。
無理に元気になる必要もありません。
私自身もたくさん落ち込みました。
今でも検査前になると不安になることがあります。
でも、
「私もそうだったよ」
「こんなことで笑えたよ」
「だからあなたも大丈夫かもしれないね」
そんな距離感で話をしたいのです。

私が大好きなサンドウィッチマンさんの「病院ラジオ」もそうです。
病院ラジオの主役は病気ではありません。
そこにいる人の人生です。
好きなこと
大切な人
夢中になれるもの
これからやりたいこと
病気の話をしていても、最後にはその人らしさが見えてくる。
私はそんな空気感が大好きです。
だから私のスタンドFMも、
療養中に感じたこと、
50代からのカラダづくりのこと、
Reborn Roomでの活動、
そして大好きな舞台の話。
全部ごちゃまぜで話していこうと思っています。
もしかすると、
また舞台の話?
という日もあるでしょう(笑)。
でも、それも私にとっては大切な生きる力。
チャンネルタイトルの
「治療費は舞台鑑賞です」
には、そんな想いを込めています。
薬や治療だけではなく、
心が元気になるものも大切。
それが私の場合は舞台であり、
バレエであり、人とのつながりでした。
だからもし今、
少し元気が足りないなと思っている方がいたら
療養中で不安な気持ちを抱えている方がいたら
50代からの人生を模索している方がいたら
どうぞ気軽にラジオに遊びに来てください。
聴き終わったあと、
「今日は少し空を見上げてみようかな」
そんな気持ちになってもらえたら嬉しいです。
必要な方に届きますように〜
そして今日も、
顔を上げて、
空を見上げて、
笑顔で生きようね。
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