がんになった後こそ、正しい情報と人とのつながりを
リレーフォーライフジャパン2026芦屋 講座、交流会レポ
先日、芦屋市で開催された「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2026」に初めて参加してきました。
今年で20年目を迎えるイベントで、がんサバイバーやご家族、支援する方たちが集まり、「元気に生きていこう」という思いをつなぐ活動です。
今回は、参加者が歩くリレーウォークの前に行われた勉強会に参加しました。
がん罹患後の栄養について、そして「がんになってから、どんな運動をしたらいいのか」というテーマのお話を伺うためです。
受付では、がんサバイバー、ご家族、支援者など、それぞれが分かるように色分けされたリボンをつけました。
私も、がんサバイバーを表す紫色のバンダナをいただきました。
こうして同じ経験をした方たちが集まる場所に参加するのは、今回が初めて。
実際にその場に身を置いてみると、「自分だけじゃないんだな」と感じることができました。
がんになった後、正しい情報を探す難しさ
勉強会で改めて感じたのが、がんになった後に「正しい情報」を得ることの難しさです。
病院では、自分の治療について必要な説明を受けます。
でも、それ以外のことも知りたくなりますよね。
食事はどうしたらいい?
運動はしていいの?
この症状は大丈夫?
再発を防ぐには?
そんな疑問をインターネットで検索する方も多いと思います。
私自身も、がんになったばかりの頃は、いろいろ調べました。
ところが、不安な気持ちで検索すればするほど、さらに不安になることがあります。
交流会でも、同じような話が出ていました。
「調べ始めると、どんどん怖くなってしまう」
「もう見ないようにしているけれど、頭には残ってしまう」
がんサバイバーの方なら、思い当たる方もいるのではないでしょうか。
インターネットは、興味を持った情報が次々に表示される便利な反面、不安をあおるような情報や、必要以上に心配させる情報まで追いかけてくることがあります。
だからこそ、不安な時ほど「どこから情報を得るか」が大切なのだと思います。
私は、厚生労働省や国立がん研究センターなど、公的機関が発信している情報を確認するようにしていました。
そして、分からないことは主治医や医療の専門家に聞く。
「検索して安心する」のではなく、「信頼できるところから学ぶ」という意識が必要なのだと思います。


人と会って話すことも、心の栄養になる
今回、もう一つ強く感じたことがあります。
それは、人と集まって話すことの大切さです。
勉強会の後の交流会では、初対面の方ともいろいろなお話をしました。
栄養士さんに食事について相談したり、同じがんサバイバーの方と経験を共有したり。
何か特別なことをするわけではありません。
ただ、同じ場所に集まって話す。
それだけなのに、不思議と前向きな気持ちになれるのです。
病気になると、どうしても家の中にこもりがちになります。
身体がしんどい時は、もちろん休むことが大切。
でも、ずっと一人で不安を抱えながらネット検索を続けていると、心まで疲れてしまいます。
だからこそ、体調の良い時には、誰かと会う。
安心して話せる場所に行く。
自分が前向きになれる人たちと時間を過ごす。
それも、がんと向き合う上で大切なことなのではないでしょうか。
今回のイベントに参加して、私自身も改めて、人が集まることが生み出す「優しいエネルギー」を感じました。
私も「リボーンルーム」でのお茶会や、11月に開催する「Reborn Festa」などを通して、身体を動かすだけではなく、人と人がつながり、少し前向きになれる場所を作っていきたいと思っています。
病気になった時ほど、ひとりで抱え込まないでほしい。
正しい情報を得ること。
信頼できる人に相談すること。
そして、安心できる場所で人とつながること。
がんになった後の人生を、自分らしく歩いていくために。
私自身も、そんな「つながり」を大切にしていきたいと思った一日でした。




